Seedanceは、TikTok・Douyin・CapCutを運営するByteDanceのAI研究部門 「Seed」チーム(元Google Brainの呉永輝氏が率いる約1,500人規模の研究グループ)が開発した AI動画生成モデル。テキスト・画像・音声・動画を入力として受け取り、 音声付きの高品質映像を自動生成する。
Seedanceは、ByteDanceの社内AI研究グループ「Seed」が開発。TikTokやCapCutと同じ企業グループに属しており、 主なアクセス手段もByteDanceの自社アプリ(Dreamina〈旧Jimeng〉、小雲雀 / Little Skylark、豆包 / DouBao)を通じて提供されている。 海外向けにはByteDanceのクラウドプラットフォームBytePlus経由での展開が予定されている。
2026年2月の中国CCTV春節ガラでは、Seedance 2.0が大規模に使用された世界初の公開プロジェクトとして話題を集めた。 独立評価プラットフォーム「Artificial Analysis」では、テキスト→動画・画像→動画の両カテゴリで Google Veo 3、OpenAI Sora、Runway Gen-4を上回り1位を獲得している。
最大12ファイル(画像9枚・動画3本・音声3本)を同時にアップロードし、
プロンプト内で@filename構文を使って各ファイルに役割を割り当てられる。
@image1 を開始フレームとして使用@video1 をカメラワーク参照として使用@audio1 を背景音楽として使用@image2 をキャラクターの外見参照として使用参照画像を使用することで、複数の動画にわたってキャラクターの外見を統一できる。 シリーズ型コンテンツやブランドキャラクターを使ったプロモーションに強みを発揮する。 アクションシーンでも接触物理やスローモーション効果を保ちつつ一貫性を維持する。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 最大解像度 | 2K(2560x1440) |
| 動画尺 | 4〜15秒 / 1回の生成(Web版)、モバイルは10秒上限 |
| フレームレート | 24fps |
| アスペクト比 | 16:9 / 4:3 / 1:1 / 3:4 / 9:16 |
| 入力ファイル数 | 最大12ファイル(画像9枚 <30MB / 動画3本 <50MB / 音声3本) |
| リップシンク言語 | 8言語以上(英・中・日・韓・西・仏・独・葡 等) |
| 初回成功率 | 90%以上 |
| 生成時間 | 約60秒〜10分以上(複雑な要求の場合) |
| ウォーターマーク | なし |
| アーキテクチャ | Dual-Branch Diffusion Transformer(音声・映像同時生成) |
| 項目 | Seedance 2.0 (ByteDance) |
Veo 3.1 (Google) |
Sora 2 (OpenAI) |
Kling 3.0 (Kuaishou) |
Runway Gen-4.5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 最大解像度 | 2K | 4K(有料) | 1080p | 4K | 4K |
| 最大尺 | 15秒 | 8秒(延長で60秒+) | 25秒 | 15秒(結合で60秒+) | 40秒 |
| fps | 24fps | 24fps | 24-30fps | 60fps | 24fps |
| ネイティブ音声 | 対応 | 対応 | 限定的 | 対応 | 非対応 |
| 入力 | テキスト+画像+動画+音声 (最大12ファイル) |
テキスト+画像1〜2枚 | テキスト+画像1枚 | テキスト+画像1枚 | テキスト+画像 |
| 10秒あたりコスト | 約$0.60 | 約$2.50 | 約$1.00 | 約$0.50 | $12〜/月 |
| 無料枠 | あり(Dreamina) | あり(制限付き) | なし | あり(66クレジット/日) | なし |
| 公式API | 遅延中 | あり | なし | 限定的 | あり |
| 強み | マルチモーダル入力 制御性No.1 |
統合ワークフロー 4K・音声品質 |
最長尺(25秒) 物理シミュレーション |
4K/60fps コスパ最強 |
映像品質 キャラ一貫性 |
Seedance 2.0の公式APIは、当初2026年2月24日にリリース予定だったが、 ハリウッドとの著作権紛争を受けて無期限延期されている。 BytePlus(ByteDanceの海外クラウドプラットフォーム)は「著作権保護とディープフェイク対策の整備完了後」に リリースすると表明しているが、具体的な日程は未定。
現在BytePlusで利用可能なのは前世代のSeedance 1.5 Proのみで、 2.0の音声映像同時生成やマルチモーダル参照機能は利用できない。
公式APIの遅延を受け、複数のサードパーティプロバイダーがSeedance 2.0へのAPI アクセスを提供している。 OpenAI互換エンドポイント形式で、Python/Node.jsから簡単に呼び出し可能。
| API層 | 価格目安 | 仕様 |
|---|---|---|
| Basic | 約$0.10/分 | 720p、テキスト/画像→動画 |
| Pro | 約$0.30/分 | 1080p、音声付き |
| Cinema | 約$0.80/分 | 2K、全機能 |
ByteDanceはSeedance 2.5を2026年中盤にリリース予定と発表している。