OpenAIが、AI生成画像の出所(プロベナンス)を保証するための3層アプローチを発表した。第一に、業界標準の「C2PA Conforming Generator」として正式認証を取得。第二に、Google DeepMindの不可視ウォーターマーク技術「SynthID」を ChatGPT・OpenAI API・Codex の画像生成に統合。第三に、誰でも画像をアップロードして「OpenAI製かどうか」を確認できる公開検証ツール(プレビュー版)を導入した。
この2技術は補完関係にある。C2PA メタデータは「誰がいつ作り、どう編集したか」の署名付き詳細情報を持つが、再アップロードやフォーマット変換で剥がれやすい。一方 SynthID はピクセルレベルの不可視信号を埋め込むため、スクリーンショットや形式変換を経ても残存する。両者を組み合わせることで、単独より堅牢な来歴証明を実現する。
現状、検証ツールが判定できるのは ChatGPT / OpenAI API / Codex で生成された画像のみだが、今後は業界横断での拡大が計画されている。AI生成コンテンツが氾濫するなか、「これはAIが作ったものか」を技術的に検証できる仕組みが主要プレイヤーから整備され始めた意義は大きい。