5月5日、Anthropic はニューヨークで「Anthropic for Financial Services」を一挙に展開。前日のWall Street大手3社とのJV発表(Blackstone・Goldman Sachs・Hellman & Friedman)に続く第2弾で、10種の金融特化エージェントを正式リリースした。対象業務は ピッチブック・決算分析・クレジットメモ・アンダーライティング・KYC・月次決算・財務監査・保険請求 と、金融業の最も労働集約な領域を直撃。
各エージェントは "リファレンスアーキテクチャ" として、Skills・コネクタ・サブエージェントが組み込まれた状態で出荷される。同時に発表された Microsoft 365 完全統合では、Claude が Excel・PowerPoint・Word・Outlook を横断する「単一のエージェント」として機能。Excelで財務モデル構築・数式監査・感応度分析、PowerPointで数値変動に追従するスライド作成、Wordでテンプレート照合付きクレジットメモ編集が可能。
Moody's とのデータ提携により、6億社以上の信用格付・リスクデータ・保有構造分析が Claude のネイティブアプリ内で直接呼び出せる。さらに金融業向け新フラッグシップ「Claude Opus 4.7」を投入し、長文の規制文書解析や複雑な金融モデルでの推論精度を強化。
同時期に進行中の関連動向: ① Anthropic は$50B 規模・$900B 評価額の資金調達を準備中(5月中の取締役会決定見込み・年内 IPO 観測)、② 年間ARRは$30B 突破(年初の$9Bから3.3倍)、③ 本日5月6日にはサンフランシスコで「Code with Claude」開発者カンファレンスを開催し、Orbit(Cowork向け先回り型アシスタント)の発表が予定されている。