OpenAIは3月25日、テキストから動画を生成するAIアプリ「Sora」のサービスを正式に終了すると発表した。2025年9月のローンチからわずか6ヶ月での撤退という異例の展開となった。
ダウンロード数は11月の330万件から2月には110万件に激減しており、ユーザーの多くが試験的な利用に留まり有料サブスクリプションに転換しなかった。超リアルな映像生成に必要な膨大な計算コストが財務を圧迫し、IPO準備中のOpenAIにとって大きな重荷になっていた。
昨年12月にWalt Disneyと締結した10億ドル規模の提携契約(数百のディズニーキャラクターをSoraに統合する排他的権利)も解消された。ディープフェイクや知的財産権侵害といった法的リスクも終了の一因とみられる。
同日、Sam Altman CEOは社内メモで次世代モデル「Spud」(GPT-6相当との見方)の事前学習が完了したことを公表。「数週間以内に非常に強力なモデルが利用可能になる」と述べ、リソースをAIエージェントと基盤モデルに集中させる方針を示した。Altman自身は安全・セキュリティチームの直接監督を手放し、資金調達とデータセンター建設に注力する。